日本化学会 第104回春季年会

概要

ゼオライトは多孔質なアルミノケイ酸塩の総称であり、分離膜や触媒などに 広く利用される1。ゼオライトの結晶化を導く方法の1 つが有機構造規定剤 (OSDAs)の利用である2。OSDA は主に四級アンモニウムカチオンである。新 規OSDA の設計は新規ゼオライトを誘導する可能性があるが、実験による試 行錯誤は膨大な時間とコストを要する3。本研究では、大規模言語モデル(LLMs) 4 を活用し、人間と計算機の協創を実現する分子設計アルゴリズムを開発した。 スクリーニングおよび原子シミュレーションによって得られる結果をフィー ドバックすることにより、LLM が継続的に提案分子を改善し、広大な化学空 間を探索させるようにデータフローを設計した。提案された新規分子を既存 のOSDAs と比較した。

日付
場所
千葉